従来型の型取り法
(株)シンワ歯研(新潟市)という歯科技工所では、患者さん270人の型取りを調査したところ、 上顎で5割、下顎で7割の割合で、入れ歯を製作するうえで必要な含有すべき箇所に不備が合ったと言う報告がありました。 下顎の型取りは、動く粘膜の量が多いため、型取りもたいへん難しいのです。
従来型の型取り法(コンパウンド法)は歯科医師主導で行われるため、型取りの際の力加減が熟練した歯科医師でなければ難しい方法です。 そのため、大きく型取りし過ぎたり、押し過ぎて口腔粘膜の形が崩れてしまったりということが起き易いのです。